過去記事
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富田英明の春の寄せ植え3つのポイントでステキな寄せ植えづくり
富田英明の春の寄せ植え3つのポイントでステキな寄せ植えづくりpart2
富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart3はじめてのリングバスケットづくり
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富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart5草丈の似た秋の草花でつくる
富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart6お正月の寄せ植えづくり
富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart7彩り豊かな草花と小球根で、かわいい早春の寄せ植えをつくる
富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart8野花風の寄せ植えづくり
富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart9春の花でつくるリングバスケット
−お花を選ぼう−
暑さも少しずつですが和らぎ、秋冬のお花が出始めてきました。
少し早いかなぁと思われるパンジー&ビオラも店頭に並んでいるのを見かけます。今日、私が提案するテーマは『秋のお花を使って寄せ植えを作ろう!』です。
ハロウィンカラーも取入れて作ろうと思います。
今回も『寄せ植えのフォルムが綺麗に見える』作り方、3つのポイントをお伝えしながら作っていきたいと思い ます。では、今回使用する花材です。
セロシア
【科名属名分類】ヒユ科 ケイトウ属 非耐寒性多年草
【開花期】 春~秋*ケイトウの仲間で、鮮やかなルビー色で秋まで長く咲きます。
キキョウ
【科名属名分類】キキョウ科 キキョウ属 耐寒性多年草 秋のお花の代表的なひとつ。
【開花期】6月~ 10 月
とうがらし
【科名属名分類】ナス科 トウガラシ属 一年草
【開花期】6月~ 11 月*観賞用のトウガラシです。実の色が変わります。
ミニバラ
【科名属名分類】バラ科 耐寒性落葉低木
【花期】 4 月~ 6 月、9 月~ 11 月*春と秋に二回咲く、四季バラです。
ガーデンシクラメン
サクラソウ科 非耐寒性多年草
【開花期】 11 月~4月 霜に当たらなければ毎年咲きます。
アカバセンニチコウ
【科名属名分類】ヒユ科アルテルナンテラ属 半耐寒性多年草
【観賞期】 5月~ 10 月暑さに強い多年草で、育てやすい品種です。
ノブドウ
【科名属名分類】ブドウ科 ツル性落葉低木
【花き期】6月 ノブドウの黄金葉品種です。
培養土
花の培養土でしたら、どれでも大丈夫ですが価格的に安すぎるのはおススメできません。
−苗を配置しよう−
器に苗を配置していきます。器が丸でも四角でもオーバルでも植え方は変わりません。三つのポイントを意識して植えていきます。一つ目のポイントは、『高めに植える』 下の葉っぱが器の淵に触れるくらいまで下に土を入れて高さを調整します。
高さが決まったら根鉢を取ります。
僕の場合は、根鉢の上半分くらいまで土を斜めに取ります。*なで肩にします。
下を崩すと枯れる可能性があるので、崩していいかわからない場合は、このように肩のみを崩しておきましょう。
苗を配置する前に、元肥を入れます。ティースプーン1杯分入れております。*詳しい量はマグアンプ K の裏を参照してましょう。
一つ目の苗、セロシアを配置します。二つ目のポイント『苗を上から見て横幅が広い方を横長にして配置(青い楕円部分)』 三つ目のポイントは『背丈の高い枝を器の中心の方に向けて配置(黄色の丸部分)』
背丈の高い方を外側に向けてしまいがちですが、中心に向けてあげると山なりになり綺麗なフォルムにな ります。
二つ目の苗を配置します。三つのポイントを意識ます。それと同時にキキョウの一番上の葉っぱと隣のセロ シアの上の方の葉っぱの高さが合うように高さを調整します。
三つ目の苗、とうがらしを配置します。こちらは少し斜めに傾けると良いでしょう。とうがらしの内側の葉っ ぱとキキョウの葉っぱの高さも揃えましょう。葉っぱの高さを揃えると一株感(一体感)が出ます。
次に四つ目の苗、ミニバラを入れます。ミニバラは根鉢をあまり崩せないので肩も少しだけ落とすだけにして おきます。
五つ目の苗、ガーデンシクラメンを入れます。シクラメンは通常お花が株の真ん中に集まって販売されていま すが、僕はその花を画像のように広げ個体感を出さないようにしております。
ガーデンシクラメンもやはり根鉢は肩のみ崩して植えましょう。球根が少し見えるくらいまで土を取り除きましょう。
配置する時は、やはり苗を斜めに傾けて入れると綺麗なフォルムが出やすくなります
寄せ植えをしていて、新しく苗を入れるたびにその前に入れた苗の葉っぱや花が寄せ植えの中に入り込んでし まいます。そこで寄せて寄ったら、中に入り込んだ葉や花を人差し指で外へ掻き出してください。丸の中のと うがらしを人差し指で掻き出しました。(上の画像と見比べてください)
次に六つ目の苗、アカバセンニチコウを入れます。こちらの苗は 1pot に2本植っているので苗を半分に分けて入れます。
1 本目は、後ろから入れます。なるべく枝のみが真ん中にくるように寄せ植えの中に入れます。
2本目は、後ろの左側に入れます。根鉢は後ろに入れますが枝はなるべく中心へ持っていきます。
そうすることによって、中心からアカバセンニチコウが咲いているかのような自然な感じに見えます。
最後はノブドウを手前に入れます。画像のようなままですと、いかにも『最後に入れました』感が出てしまう のでノブドウの後ろにあるミニバラを手前に掻き出してください。
ミニバラを手前に掻き出してみました。ミニバラの他にもシクラメンやアカバセンニチコウなどを手前に掻き 出してみました。このように入れた順番を『あいまい』にすることで、より『自然に植ってました』感を演出 できます。
すべての苗を入れ終えたら、土を入れていきます。手のひらでガバっと持ち上げると形が崩れますので、極力 苗には触れず、指先で持ち上げながら土を入れていきましょう。
最初はよく押し上に行くに従って押す力を弱めていきましょう。
完成しました。
寄せ植えはいろいろな考え方と作り方があり、どれが正解なのと思いがちですが、それは作り手の数と比例し ますので、自分にあった考え方と作り方を見つけることが良いかと思います。
僕の場合は、フォルム作りを綺麗に仕上げ、うまくできたと思えることで数を増やし、いつの間にか経験値が 増え色合わせや花選びができるようになるというご提案です。初心者の方にはおすすめなご提案だと思います。 皆様の寄せ植え作りの参考になれば幸いです。
こちらは翌日に撮った寄せ植えです。一日経つとよりよくなります。お水は作ったその日にたっぷり与えましょ う。水の量は植っている器の2倍は与えてください。次回与えるタイミングは土の表面がしっかり乾いたらたっ ぷり与えましょう。『たっぷり与え、しっかり乾かす!』これがポイントです。
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