ビタミンCたっぷり!美容と健康にGOOD!ブロッコリーをおうちで育ててみよう
お肉料理の付け合せや温野菜サラダ・炒め物など、さまざまな料理に合わせられるブロッコリー。栄養価も高く、ぜひ積極的に食べたいお野菜のひとつです。そんなブロッコリーは、おうちで育てることができます。今回は、ブロッコリーの育て方や育て方のコツをご紹介します。
ブロッコリーの栄養価って?
ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属に属する植物です。原産地は地中海沿岸地域で、日本には明治初期に渡来、その後第二次世界大戦以降に一般的に普及したといわれています。
わたしたちがふだん野菜として食べているのは、ブロッコリーの主枝の頂点につくツボミ(頂花蕾 チョウカライ)です。この部分は栄養価がとても高く、特にビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCにはお肌のハリや潤いを保つためのコラーゲン生成をサポートする働きや、抗酸化作用、免疫力アップ作用があると言われています。そのため健康と美容をキープしたい方はぜひブロッコリーを積極的に食べてくださいね。
ブロッコリーの育て方のポイントは?
美味しくて栄養豊富なブロッコリー。もちろん買ってきてもいいのですが、ぜひおうちで育ててみましょう。自分で育てたブロッコリーは美味しさもひとしお。それにブロッコリーの育て方は、いくつかのポイントに注意すればそんなに難しくありません。園芸店やホームセンターで苗を購入して、ぜひブロッコリー栽培にチャレンジしてみてくださいね。
◯苗の植え付け時期
ブロッコリーは、夏植えまたは春植えで育てることができます。夏植えの場合は8月下旬から10月上旬に、春植えの場合には3月下旬から4月中旬に苗を植えましょう。収穫時期は夏植えの場合には10月下旬から12月中旬、春植えの場合には6月前後です。
なお、夏植えのほうが比較的育てやすいといわれていますので、初めて育てる場合は夏植えからチャレンジしてみましょう。
◯置き場所、日当たり
ブロッコリーは、地植えでも鉢植えでも育てられます。地植えの場合は日当たりと土の水はけが良い場所を選んで。株同士の間隔は20cm程度空けましょう。鉢植えの場合は、5号~6号の鉢に1株を目安に。鉢は日当たりの良い場所に置いてください。
◯肥料
ブロッコリーは肥料をたくさん必要とする植物です。特にリン酸が不足していたり、窒素が多すぎたりすると、葉ばかりが生い茂り、ツボミが生長しづらくなってしまいます。
植えつけ時には長く効く『いろいろな野菜用粒状肥料』をあらかじめ用土に混ぜます。
生育期は、『いろいろな野菜用液体肥料』または、『いろいろな野菜用粒状肥料』で追肥することが大切です。
◯収穫
株の頂点についたツボミが10cm以上の大きさになったら収穫時。ツボミの下をハサミでカットして収穫しましょう。ツボミを切った後も、わき芽を生育させて、側蕾を収穫することができる品種もあります。
なお、ブロッコリーは寒いとツボミが紫色になることがあります。これは、寒さから自らを守るためにアントシアニンという物質をつくり出すから。「病気にかかったかも?」と心配する方もいますが、そうではありません。紫色になっていても火を通せば緑色に戻るので問題なく食べられます。
【Plantia Q&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介!
ブロッコリーの育て方|大きく育てるにはどうすればいいの?土づくりの方法や肥料の与え方、収穫方法などもご紹介
植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介する【Plantia Q&A 】園芸のベテランの方はもちろん、ガーデニング初心者の方、ガーデニングを始めようとお考えの方に育て方のポイントや疑問をわかりやすく紹介しています。
この記事で紹介された植物について
ブロッコリー
学名:Brassica oleracea var. italica /科名:アブラナ科 /原産地:地中海沿岸地方 /分類:1年草 /耐寒性:強 /耐暑性:強
カルシウム、鉄分、ビタミンCなど栄養価が高く、生命力にあふれるブロッコリー。
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