更新日:2023.12.03
【観葉植物】冬の観葉植物、枯らさずに管理するコツは?
部屋の彩りやペット代わりに観葉植物を置いている、という人も多いのではないでしょうか。季節に関係なく緑の葉っぱを茂らせる観葉植物は、心が和む彩りとしてぴったりですよね。
しかし、観葉植物の多くは熱帯地方が原産。そのため冬の寒さには弱く、冬の間に元気がなくなって枯れてしまう……という経験をした人も少なからずいるようです。寒いのが苦手な観葉植物を、枯らさずに冬を乗り切る育て方のコツはあるのでしょうか。
水のやり過ぎは厳禁!乾燥を防ぐには?
葉植物の冬の育て方で注意したいのが水やり。元気がなくなる冬場、「少しでも元気になるように」と多めに水をあげて、かえって枯らしてしまうケースも多いのです。水は植物にとって必要不可欠なものではありますが、やりすぎるなど育て方によっては根腐れの原因になってしまいます。
冬の間、植物は生き抜くためにエネルギーを蓄え、発育などの活動を控えてじっと春を待ちます。そのため、あたたかい季節と同じ感覚で水やりをしていると、根が水を吸収しきれず、根腐れを起こしてしまうのです。
植物が水を必要とする合図は「土が乾いているかどうか」。土の表面が乾いてから2~3日後くらいに、鉢の受け皿に水がしみ出す程度水を与えましょう。受け皿にたまった水はそのままにしておくと根腐れの原因になるため、水をあげた後に捨てるのがおすすめです。
水のやり過ぎは厳禁ですが、乾燥も同じように観葉植物の大敵です。葉っぱの水分が失われると葉が痛み、枯れてしまうことがあります。特に冬場は空気が乾燥しがちなので、霧吹きで葉に水を吹きかけ、適度に水分を与えることが大切です。
動画でわかりやすく!【枝元政樹の園芸塾!! 】観葉植物の冬越し対策ポイントを紹介
日光浴も忘れずに
観葉植物は寒さに弱く、おおよそ室温が10℃を下回ると元気がなくなるといわれています。そのため、玄関のような冷え込む場所に置くことは避けましょう。
暖房など空調がきいた部屋に置く場合は、乾燥に注意が必要です。特に暖房の温風は葉の水分を多く奪うので、空調の風が直接当たらない場所を選ぶことが大切です。
リビングなど暖房のある場所にある場合は、就寝時など人がいなくなったときの温度差に注意が必要です。暖房を切った後、窓の近くは放射冷却で急に冷え込むことがあり、その温度差にまいってしまうケースがあります。植物の耐寒温度によっては、カーテンを引いて冷気から遠ざける、ダンボールやビニールシートで保温するといった対処をしましょう。
よほど冷え込むのでない限りは、暖房を入れない部屋や廊下など寒暖差の少ない場所に置いておくという育て方もおすすめです。
三上真史の趣味は園芸ちゃんねる/スピンオフ企画【観葉植物の時間】
寒すぎず、暑すぎずの環境が大切
植物のほとんどは日光を好みますが、直射日光が苦手で日陰での方が元気に育つものもあります。直射日光に長く当てると葉焼けを起こしてしまう植物もあるため注意が必要です。
また、室内にも「日当たりの良い場所」「レースなどのカーテン越しに日が当たる明るい日陰」「明かりが蛍光灯のみの日陰」「明かりが白熱球だけの暗い日陰」といったランクがあり、日陰に強い種類であっても暗い日陰では長期間過ごせないものがほとんどです。日陰に強い植物は、蛍光灯のみの環境であっても元気に育てることができますが、天気の良い日などはカーテン越しに数時間日光に当てるとさらに元気を取り戻すことができます。
いかがでしたか。
寒さに弱いものが多い観葉植物の育て方では、寒暖差と水のやり過ぎに特に注意が必要となります。
水は土が乾くまで与えなくても大丈夫です。ただし、空気が乾燥して葉の水分が失われてしまうため、水やりとは別に霧吹きで葉に水分を与えてあげましょう。
植物の種類によって耐えられる温度や育て方は異なります。暖房のある部屋より寒暖差の少ない廊下などに出しておく方が良かったり、直射日光は葉焼けを起こしてかえって良くなかったりするので、まずは植物に合った育て方を調べてみましょう。
🌸間室みどりさんの植物のお手入れ術!
動画でわかりやすく!HYPONeX Smile
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公開: 2019年2月22日
更新: 2022年1月14日
更新: 2023年12月3日
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