干し野菜
2020.10.16
干し野菜は、天日干しするだけで簡単にできます。
簡単にできますが、『野菜を切った後に、表面の水分を拭き取る』と、綺麗に乾燥し、美味しさがアップします。
この季節であれば人参、大根、カボチャ、ネギ、キノコ類は干し野菜に向いています。
切った表面積が大きければ水分は抜けやすくなります。
大根は皮ごと切るのでゴミになることもなく、美味しい千切り大根になります。
干し野菜にすると水分が抜け、野菜に歯ごたえがうまれるので、食感を楽しむことが出来ます。
僕が特に思うのは、子供向けの“食育”に向いているのではないかと思います。
野菜もきちんと噛むということが出来ますし、捨てがちな皮や葉、茎の部分なども食べることが出来るので、フードロスという観点からも◎だと思います。
また野菜が苦手な人にもおススメなのが、干すことによって、野菜のもっている青臭さ、その野菜特有の香り(臭い)が弱まるので、食べやすくなるかも知れません。
人参やゴーヤなどを干し野菜にした時にそう感じました。
僕の父は、生のきゅうりはそんなに好きではないのですが、干したきゅうりであれば、漬物でも調理しても好んで食べます。
きゅうりのように水分の多い野菜は、水分を完全に飛ばさないとカビが発生することもあるのでご注意ください。
水分が多いですが、おススメなのはミニトマトです。セミドライでも、オーブンで焼いてドライトマトにしても美味しいです。天日干しの場合、少し時間がかかるので、中のゼリーの部分を事前に取ってしまうと早く仕上がり、カビにもなりにくいです。干しあがったミニトマトしオリーブオイルで漬けて、オイル漬けにするのがおススメです。
干し野菜にする場合、野菜は水分が抜けると縮むので、少し大きめに切ると良いですよ。
干し野菜、ぜひ試し下さい。
しいたけなどキノコ類は使う前に30分程度太陽に当てるとビタミンDの含有量が10倍にも増えると云われています。さらに香りと味もよくなります。
ズイキ
ズイキは芋がらとも呼ばれています。これは八つ頭から採れる「赤ズイキ」です。
収穫した玉ねぎは干すことで水分を抜き、保存できるようにします。
柿は干し柿に。これは有名ですね。