種の袋に書いている「早生」「晩生」って何?
2020.12.22
ホームセンターなどに野菜の種を買いに行くと「早生(わせ)」「晩生(おくて)」という表示があるのをご存じですか?
この「早生(わせ)」「晩生(おくて)」というのは、種まきから収穫までの期間が短いか長いかを示しています。
「早生(わせ)」「晩生(おくて)」の他に「中生(なかて)」というのもあります。
さらに「極早生」「超極早生」などもあります。
「早生」「晩生」の特徴
「早生(わせ)」
栽培期間が短いので、病害虫の被害に遭うかも知れない期間も短くなります。
早生みかん
例えば10月~11月に出てくる「早生みかん」の特徴は、じょうのう(みかんの内皮)が薄く、甘味と酸味のバランスがよく、特にスッキリした酸味があります。小さく丸っこい形。
「晩生(おくて)」
栽培期間が長い分、じっくりと育ちますが、病害虫の被害に遭うかも知れない期間も長くなる。
晩生みかん
例えばお正月頃に出てくる「晩生みかん」の特徴は、じょうのう(みかんの内皮)が厚く、甘味と酸味ともに濃くなっています。大きく扁平の形。
家庭菜園の場合
早生玉ねぎ
新玉ねぎとも呼ばれるみずみずしい玉ねぎ。
辛味の少なく、やわらかいのが特徴です。
サラダやホイル焼きなどに合います。
中生玉ねぎ
食味と貯蔵性の両方がある玉ねぎ。
淡路島で最も収穫の多い種類で、加熱すると甘みが増すので肉じゃが、カレーなどにおすすめです。
晩生玉ねぎ
長く貯蔵できる玉ねぎ。
一般的に「玉ねぎ」と言うとこの玉ねぎを指すことが多く、北海道産の玉ねぎに多い品種です。
辛味が強く、早生より水分含有量が少ないため腐りにくいのが特徴です。
新玉など生でサラダで食べたい方は、早生系を長く保存したい方は、晩生系を選んで育てるとよいです。