『レタス』と『リーフレタス』の違いが分かりますか?

2020.12.26

『レタス』には「TNF-α」と呼ばれるガン細胞を攻撃する成分の含有量が野菜の中でトップクラスであることが分かりました。
免疫力アップということで今、レタスの人気がジワジワ上がってきています。
レタスとひと口に言っても、「玉レタス」「立ちレタス」「茎レタス」「リーフレタス」の4つに分けられます。
ここでは代表的なレタスの「玉レタス」と「リーフレタス(サニーレタス)」を取り上げます。

栄養価で「リーフレタス」に軍配

レタス

サニーレタス

「レタス」と「リーフレタス(サニーレタス)」の栄養価を比べると、リーフレタスの方が栄養価が高いデータがあります。

特にサニーレタスの栄養価は高く、βカロチンは約8倍、カルシウムは約3.5倍、ビタミンCも約3倍など「レタス」に圧勝です。

サラダにする野菜は何にしようか?と迷った場合は、ぜひ「リーフレタス(サニーレタス)」にしてみて下さい。

以前に書いたブログ https://www.hyponex.co.jp/yasai_daijiten/column/column-3027 でも書いていますが、家庭菜園をされる場合(アブラナ科)のコンパニオンプランツはリーフレタスがおススメです。

コンパニオンプランツとしてだけでなく、美味しく栄養も摂ることができます。

 

『白ねぎ』と『青ねぎ』の違いは?

栄養価が高いのは『青ねぎ』、ねぎの効能が高いのは『白ねぎ』

青ねぎ

白ねぎ

白ねぎは淡色野菜、青ねぎは緑黄色野菜です。

栄養価を比べると、青ねぎはビタミンC、カルシウムが白ねぎの2倍以上含まれており、β-カロテンに関しては、白ねぎの83μgに対して、青ねぎは1500μgと約18倍多く含まれています。

この時点では、「青ねぎ」が「白ねぎ」を栄養価で大きく上回っています。

 

効能は「香り」が肝

薬味としても大活躍するねぎですが、ねぎの効能は「香り」にあります。
香りの元になっている成分『硫化アリル』は血行を良くし、体を温め冷え性を改善します。

この香りが多いのは「白ねぎ」です。

風邪を引いたら白ねきを首に巻くと症状が緩和される、というのは間違いではありません。

 

もっと効率よく『効能』を高める方法

ねぎはそのままの状態では、『硫化アリル』が細胞に守られているので香りが出ません。
(首にねぎを撒く時は、ねぎが折れたりすることで香りが放たれていると思われます。)

ねぎは細かく刻んで細胞を壊し、空気に触れさせることで硫化アリルが活性化します。
活性化した硫化アリルは時間の経過とともにその効果が失われてくるので、出来るだけ食べる直前や、調理の直前に刻むと効果を発揮します。

 

栄養価が高いのは「青ねぎ」 香り成分が多いのは「白ねぎ」

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