ムダな脂は油でやっつける
2020.12.29
スーパーなどで油の売り場に、いろいろな種類の油があります。
代表的な油に「サラダ油」「オリーブオイル」「菜種油」「米油」「ゴマ油」「コーン油」「アマニ油」「えごま油」などがあります。
たくさん種類があるので、どんな時に何の油を使ったらいいのか?って思ってしまいます。
魚の油が中性脂肪を下げる
かつて日本人は魚を食べることで、イワシ、サバ、サンマといった青魚に多く含まれることで知られている「EPA」(エイコサペンタエン酸)と「DHA」(ドコサヘキサエン酸)を摂っていました。
食の欧米化や魚を食べる量が減ったことで、心筋梗塞などの病気が増えてきています。
油の特徴は含まれる脂肪酸によって決まる
脂肪酸の種類は大きく2つに分かれます。
肉の脂など動物性脂肪に多く含まれる「飽和脂肪酸」です。
もう1つは魚の油や植物の油に含まれる「不飽和脂肪酸」です。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は、「オメガ9脂肪酸」、「オメガ6脂肪酸」、「オメガ3脂肪酸」と3つに分かれています。
なかでも中性脂肪を下げる効果のあるEPAやDHAは「オメガ3脂肪酸」になります。
この「オメガ3脂肪酸」は体内で作ることができないため食事で摂取する必要があります。
「アマニ油」「えごま油」で不足しがちな「オメガ3脂肪酸」を摂る
アマニ油は、亜麻という植物の種子を搾った油です。えごま油はシソ科のえごまの種子を搾った油です。
油は無味無臭なので、好きなものにかけても味は変わりません。
小さじ1杯で、アジ3匹分の「オメガ3脂肪酸」を摂ることができます
「アマニ油」「えごま油」をたくさんかけるほど効果があるのではないかと思われる方もいるかも知れませんが、「アマニ油」「えごま油」も油です。カロリーはあるので毎日小さじ1杯を継続するように努めて下さい。
緑黄色野菜の中に多く含まれているβカロテン(ビタミンA)は、脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂ると、より吸収されます。
「アマニ油」「えごま油」をサラダにそのままかけたり、ドレッシングに混ぜたりして摂るのがおススメです。
加熱調理はNG
「アマニ油」「えごま油」などは光と熱がNGです。
加熱するとすぐに酸化してしまうので、炒め物などの油としての使用はNGです。
「アマニ油」「えごま油」は最後にかけて食べるようにしてください。