実は○○の吸収アップのメニューだった
2021.01.03
よく「○○を食べると健康に良いと聞いたから食べている」「テレビで○○には△△が効果あり」とやっていて、次の日にスーパーの売り場から品物が無くなっているってことってありますよね。
日頃から食べているもので、知らずのうちにやっていたけれど、結構○○に効果があるっていうこともあるものです。
骨を丈夫に
骨付き肉を酢で煮るとカルシウムの吸収率がアップ
ミツカンのCMでもやっていますが『鶏のさっぱり煮』のように、手羽元や手羽先をお酢と一緒に煮る料理って一般的に作られていると思います。
コッテリなのにさっぱりしていて美味しいですが、それだけではなく、栄養的にも◎です。
カルシウムやコラーゲンの量をアップ
手羽元や手羽先の鶏の骨付き肉はカルシウムやコラーゲンも豊富です。
なんと、もも肉と比べるとカルシウムは4倍もあります。
骨の周囲にある肉は細胞が壊れにくくなっていますが、酢と一緒に煮ることで骨を柔らかくし、骨の中のカルシウムが溶けだすので、カルシウム量が(酢を加えない)水煮の1.8倍になると云われています。
もちろんカルシウムだけでなく、コラーゲンの量も1.4倍摂取できると云われています。
「アジの南蛮漬け」や「イワシの梅煮」などは骨ごと食べることが出来るので、カルシウムを摂っているイメージはつきやすいですが、『鶏のさっぱり煮』は美味しいだけでなく、栄養まで考えても◎なメニューだったのです。
アンチエイジング
「鮭のホイル焼き」抗酸化力アップでサビない体に
鮭の切り身を使ったレシピに「鮭のホイル焼き」があります。
きのこなどと野菜を一緒にホイル焼きにして、最後にレモン汁を回しかけてサッパリと美味しい料理です。
この「鮭のホイル焼き」は抗酸化力を高める料理で、老化やガンなどの原因となる活性酸素を無害化する役割があります。
ビタミンACE + アスタキサンチン で最強の抗酸化作用
抗酸化力を高めるのは、ビタミン単体ではなく、複数のビタミン(特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンE)を一緒に摂ることで効果が倍増します。
また、鮭やエビ、カニに含まれる赤色の天然色素の一種「アスタキサンチン」はβカロテンの400倍、ビタミンEの500倍の強力な抗酸化作用があります。
この「アスタキサンチン」にビタミンA、ビタミンC、ビタミンE(3つまとめて、ビタミンACE/エースと呼ばれます)が加わることで最強の抗酸化力を持ちます。
美味しいから食べていた「鮭のホイル焼き」は実は最強の抗酸化力料理だったのです。