2021年7月25日『シューイチ』をご覧いただきありがとうございました

「硬い桃」と言うと、「川中島白桃」が有名ですが、「黄金桃」「まどか」などもあります。
産地の方はむしろ柔らかい桃よりも、硬めの桃を好まれることが多いようです。
そして皮は剥かず、皮つきのまま食べることが多いようです。

「川中島白桃」はお店によっては追熟させて柔らかくしてから店頭に並んでいる場合もあります。
硬めの品種なのですが、硬い状態で販売するとクレームになることも多いからだと聞きました。

硬さは品種によっても異なりますが、硬い桃は柔らかい桃に比べて少し糖度が低く、若干の酸味があります。
甘さを重視される場合は、柔らかい桃がおススメですが、甘味と酸味のバランスを感じることができる硬い桃も美味しいです。
硬い桃をまだ食べたことがない方は、今年の夏は、硬い桃にチャレンジされてみませんか？

“驚く位の大きさとかたさの桃”ということで「おどろき」という名の桃があります。
噛むとパリッと音が出るほどで、パリパリとした食感の桃とのことです。
まだこの「おどろき」は食べたことがないので、ぜひ食べてみたいと思います。

今年は3月に温暖な気候が続いたため、例年より10日程度早く花が咲いてしまい、翌4月には急に氷点下まで冷え込んだので、花が降霜や凍結の被害を受けました。
花が枯れ、どんどん落ちてしまうので、当然果実は出来ません。福島の桃に相当な被害が出ており、収穫量が例年の半分以下と言われています。

これからは「ふくあかり」「あかつき」が旬を迎えます。
福島の桃をどうぞよろしくお願い致します。