【野菜をとろう】ポリフェノールの効果がもつのは数時間だけ!?
2024.02.07
赤ワイン、紅茶、チョコレートなどに含まれていることで知られる「ポリフェノール」。ポリフェノールは内臓や血管、皮膚などの老化を促進させる「活性酸素」を抑える働きの「抗酸化作用」があることで知られています。だから“ポリフェノールを摂取し、アンチエイジングの効果を高めましょう”と耳にすることもあるかと思います。
早く効くが早く終わる
ポリフェノールは水に溶けやすく体内に吸収されやすい特徴があり、摂取後短時間で作用し始めますが、排泄されるのも早く、その持続時間は数時間といわれています。
ポリフェノールとは
ポリフェノールは8,000も種類があるといわれている位、多くの種類があります。赤ワインで有名な「アントシアニン」、緑茶・紅茶に含まれる「カテキン」、チョコレートの原料であるカカオに含まれる「カカオポリフェノール」、そばに含まれる「ルチン」、大豆に含まれる「イソフラボン」などが主なポリフェノールの種類です。
赤ワインや紅茶などはポリフェノール含有量が多い一例ですが、ほぼすべての植物が持っている色素、苦み、渋みなどの成分がポリフェノールなのです。
ポリフェノールを摂取すると
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を防ぎます。また紫外線などが活性酸素を増やし、シミやシワの原因となりますが、ポリフェノールを摂取することで原因となる活性酸素を抑制し、老化を防ぎます。
身近な食品に含まれている
ほぼすべての植物、もちろん野菜や果物も持っているポリフェノール。ナスやブドウ、ブルーベリーなどの色素成分「アントシアニン」は聞いたことがあるかと思います。その他、タマネギに含まれる「ケルセチン」、ニラやブロッコリーに含まれる「ケンフェロール」、ゴボウに含まれる「クロロゲン酸」、レンコンに含まれる「タンニン」、ショウガに含まれる「ショウガオール」「ジンゲロール」「ジンゲロン」、ほうれん草に含まれる「フラボノイド」などです。冬のこの時期に流通する「寒締めほうれん草」はポリフェノールの含有量が一般的なほうれん草に比べ多いことも分かっています。
ポリフェノールはカラダに留まらない
ポリフェノールはカラダにとって効果的な働きがありますが、摂取してから数時間ほどしか持続効果がないのが弱点です。だから毎食こまめに摂取するのが効果的ですが、前述のとおり、ほとんどの野菜にはポリフェノールが含まれているので、毎食欠かさず野菜を食べることで美容と健康に効果を発揮します。
野菜をとろうキャンペーン
1日の野菜摂取量の目標は350g*1ですが、現状は約290g*2であり、あと60g足りていません。
※1:「厚生労働省 健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量は、350g。
※2:平成22年~令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省)での日本の1人当たりの平均野菜摂取量は約290g。
カゴメ株式会社では、2020年1月より、日本の野菜不足をゼロにすることをめざし、「野菜をとろうキャンペーン」を開始されました。緒方湊はその趣旨に賛同し、カゴメ株式会社と一緒に日本の野菜不足ゼロを目標に、活動しています。
コーヒー、緑茶・紅茶、ココアなど1日3杯飲む習慣のある人は、そうでない人と比べてシミが少ないというデータが出たことは話題になりました。これはまさに抗酸化作用の事例です。