<失敗事例から考える家庭菜園> 『トマトの種をまいても芽が出なかった』

2025.04.01

家庭菜園のよくある失敗例です。
気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
参考になれば幸いです。

トマトの種をまいても芽が出なかった

【事例】

3月末の日曜日、たまたま寄ったホームセンターで売っていたトマトの種が気になり、購入。帰宅後、購入したトマトの種子を庭に撒き、毎日水やりをしたが、結果、芽が出なかった。

【検証】

種子が発芽するための必要な3条件は、「水」「適切な温度」「空気(酸素)」です。この3つの条件が揃うと発芽します。

土の中に種子を埋めることが多いので「土」も必要だと思われがちですが、栽培方法は「水耕栽培」という方法もありますので、必ずしも「土」は必要ではありません。

土の中に種子を埋めるので「光」も必ずしも必要ではありません。トマトは光を嫌う性質(嫌光性)があるため、明るい場所では発芽が多少遅れることはありますが、発芽しないということではありません。

トマトの発芽は10~35℃の間ですが、適温は20~30℃です(適温の場合、4日から1週間程度で発芽)。今回、発芽しなかった原因は気温だったかも知れないです。

【考察】

直接菜園に種子を撒くよりも、セルトレイやポットなどを利用して種子を撒くと、室内など発芽に適した温度で発芽させることが可能です。「毎日水やりをした」とありますが、水やりは土の表面が乾いたら行う程度で大丈夫です。水分が多すぎると種子のまわりの酸素が不足して発芽出来ないケースもあります。セルトレイの表面が乾かないように新聞紙などをかぶせておくのも良い方法です。発芽したら苗が強く育つように日当たりの良い場所で育苗します。(日光がしっかり当たらない場所で育てると徒長してヒョロヒョロの苗になる可能性があります)

【参考】

「光」が発芽に影響する種子もあります

発芽に欠かせない訳ではありませんが、植物によっては、「光」も発芽に関係します。

種子は土の中に埋める、または上から土で覆うというイメージがありますが、「好光性種子」と「嫌光性種子」といい発芽に光を必要とする種子と、そうでない種子があります。 好光性種子はごく薄く土をかぶせ、嫌光性種子は2~3㎝の深さに種を撒き、土をかぶせます。

好光性種子・・・ニンジン、レタス、キャベツなど

嫌光性種子・・・トマト、キュウリ、ダイコンなど

どちらでもないもの・・・トウモロコシ、ホウレンソウなど

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