種と苗どちらが良いか迷いますよね?
こんにちは。家庭菜園推進室スペシャルアンバサダー 緒方湊です。
家庭菜園の場合、ホームセンターで種が売っていたり、苗が売っていたりしますが、どちらが良いのか迷いますよね?
種でも苗でも、どちらからでも栽培はできます。ただし野菜や果物の性質によっては、種の方がよかったり、苗の方が良かったりします。
種から栽培する良い点
種が良い点としては、
「育てたいものを選べる」。
これが一番大きいですね。特に伝統野菜やマイナーな野菜を育てたい場合は、種じゃないと売っていないことの方が多いです。
また、大根やカブなどのように植え替えると形が悪くなるような野菜は、種から育てることをおススメします。葉物野菜などは、基本的に種から育てます。
苗から栽培する良い点
一方、苗の良い点としては、
「苗がある程度育っているので育てやすい」
「植える時期が遅れていてもはじめやすく、収穫までが早い」ということが挙げられます。
初めて家庭菜園をされる場合、ナスやトマト、スイカ、メロンなどは種から育てるよりも、苗の方が育てやすいです。それは病害虫対策として、接ぎ木で苗を育苗しているからです。自分で接ぎ木にするのはちょっと難しいので、プロに育苗してもらったものを育てるのが安全です。
僕も毎年「本気野菜」シリーズの苗を購入します。
病気にも強く、たくさん収穫できるので、おススメです。
種からまく場合、種まきの時期は守るようにすると失敗しにくいです。
温度が高い時期は「芽出し」ということを行います。
例えば、ホウレンソウの発芽適温は20℃前後ですが、まだ気温が25℃以上ある時期だと発芽率が悪くなります。
その場合「芽出し」という作業を行い、発芽がばらつかない様にします。
次回はホウレンソウの「芽出し」など、実際に種をまく工程についてお話ししたいと思います。
青汁の原料としても有名なケールの種子を芽出しして、植えることなく食べます(笑)