リコピン
2020.12.14
トマトと言えば「リコピン」という位、世間一般的にも浸透しているトマトの赤い成分です。
でも「リコピン」ってどんな効果があるかご存じですか?
アンチエイジング、生活習慣病の予防、血流改善などの効果を期待されていますが、「リコピン」は強い抗酸化力があることでも有名です。
“抗酸化力”というと人参に含まれていることで有名な「βカロテン」がありますが、リコピンは「βカロテン」の2倍以上の抗酸化作用があります。
リコピンの吸収率
“リコピンを摂るぞ!”ってトマトを食べる人はあまりいないと思いますが、多くの人はトマトを生食で、サラダなどで食べているのではないでしょうか。
実はリコピンはサラダなど生食で食べている場合、あまり吸収率がよくありません。
ではどのようにすれば「リコピン」の吸収率が上がるのか
ミキサーなどにかけてすり潰す
リコピンは細胞壁で守られているので、細胞壁を壊す必要があります。
つまりトマトをすり潰さないとリコピンは細胞壁から出て来ません。
普通に食べているだけでは吸収率が良くないというのは、こういう理由からです。
加熱する
リコピンは脂溶性なので、油を使って加熱調理すると吸収率が上がります。
加熱をすることで細胞壁を壊すことも出来ます。
「すり潰す」+「加熱」=トマトソース、トマトケチャップ
・トマト 2㎏
・玉ねぎ(すりおろし) 60g
・ドライオレガノ 小さじ3
・ローリエ 3枚
・シナモン 小さじ1
・グラニュー糖 80g
・塩 20g
身近なトマト加工品
リコピンを効率的にたくさん摂取するのは、生のトマトだけに頼らずトマト加工品も利用しましょう。
フレッシュトマトが一番と思われがちですが、栄養は同じです。むしろリコピンは加工品の方が多いです。
トマトジュース、トマトケチャップ、トマトソース、トマトピューレー、トマトペースト、ホールトマトなどトマト加工品を利用すると、もっと手軽にたくさんのリコピンを効率よく摂取できます。
簡単トマトスープ
◎材料 (2杯分)
トマトジュース 400cc
おろしにんにく 又は刻みにんにく 小さじ1
コンソメ 小さじ1
砂糖 小さじ1
塩 適量
粗挽き黒胡椒 適量
オリーブオイル 大さじ1
パルメザンチーズ 適量
パセリ、または乾燥パセリ 適量
◎作り方
鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくをごく弱火で炒める
鍋にトマトジュースを入れ、コンソメ投入。
中火で煮込む
最後にパセリとパルメザンチーズをちらして完成
冷やして冷製スープもいけます。
お好みで調味料は足したり引いたりしてください。
パセリはフレッシュの方が風味は良いです。