北海道 ご当地野菜・果物
2022.12.23
目次
アサヒメロン
安平町追分地区特産のネット系赤肉メロン。「ルピアレッド」「ティアラ」「レッド113」の3品種あり、5月中旬~8月中旬はルピアレッド、7月上旬~8月中旬はティアラ、8月中旬~10月はレッド113がリレーされます。一株あたり4個まで、糖度14度未満は出荷しないという基準をクリアしたものだけが、「アサヒメロン」として販売されます。すっきりした甘さで果肉もしっかりとしたメロンです。
今金男しゃく(いまかねだんしゃく)
渡島半島の瀬棚郡今金町と久遠郡せたな町で栽培される「今金男しゃく」は男爵芋ですが、品質、舌触りの良さともにトップクラスの男爵芋です。一般的なジャガイモのデンプン量が12~13%なのに対して、今金男しゃくは14.5%以上あるため、ホクホクとした甘いジャガイモになります。この地域は内陸で昼夜の寒暖差が大きく、水はけが良い肥沃な火山灰地なのでジャガイモの成育に適しています。
しりうちにら「北の華」
北海道一の生産量を誇り、全国的にも高い評価の「しりうちにら『北の華』」は、津軽海峡に面して平野が広がる知内町で生産されています。町のほぼ中央を知内川が流れ、その流域の肥沃な土地で育てられています。「北の華」は葉幅が広くて肉厚なのに柔らかく、甘みがあるのが特徴。1月頃から収穫される「一番ニラ」は特に肉厚でシャキシャキ、甘みも強く特におすすめのニラです。
大正メークイン
昼夜の寒暖差が大きい十勝の帯広市大正地区で育ったメークインは、甘みをたっぷりと蓄え、北海道産メークインの約3割を生産しています。導入された昭和3年当時は、病害に弱く低収のためになかなか普及しませんでしたが、食味の良さに着目し、増産に取り組んだJA帯広大正 (帯広大正農業協同組合)のおかげで今のメークインがあります。
でんすけすいか
北海道を代表するスイカでもある「でんすけすいか」は、北海道上川郡当麻町で生産されています。「タヒチ」という品種の真っ黒なスイカで、シャリッとした食感の果肉は赤く、とてもインパクトのあるスイカです。でんすけすいかには厳しい選果基準があり、6台のカメラで空洞、色合いやズレ、形、糖度(出荷基準は11度以上)をチェックします。また糖度の偏りがないか2台のセンサーで測定もします。
豊浦いちご
「豊浦いちご」は北海道の地域ブランドイチゴ。札幌市から車で約2時間、噴火湾(内浦湾)に面する虻田郡豊浦町で栽培され、80年以上もの歴史を誇るイチゴです。北海道生まれの品種「けんたろう」や同じく北海道生まれの品種で大きなサイズの「ゆきララ」などが生産されています。
にいかっぷピーマン
新冠はサラブレットの名産地としても有名で、馬糞たい肥をすき込んだ有機土壌で育てるピーマンは、果肉がやわらかく苦味が少ないピーマンです。生産は年々増え現在では年間2000トン、北海道内生産量第1位です。
びらとりトマト
北海道内出荷量第1位を誇り、平取町で栽培されている「びらとりトマト」は平均糖度5~6度、年間販売額が40億円を超える人気ブランドトマトです。日照時間が長く、特に昼夜の寒暖の差が大きい平取町はトマト栽培に適した環境の為どんどん栽培面積も広がり、北海道の大玉トマト栽培面積の約4割は平取町での栽培面積になっています。
ほべつメロン
「ほべつメロン」は、勇払郡むかわ町穂別地域ならびにその近隣地域で栽培されている地域ブランドメロンです。品種は「ルピアレッド」「おくり姫」などで、糖度13度以上を出荷基準に、1つの株から4個だけを選定して育てたメロンです。
夕張メロン
夕張メロン特有の香りを有し、果肉はオレンジ色で、繊維質が少ないことからやわらかいメロン。品種は「夕張キング」。夕張メロンは、基準をクリアしたものだけに与えられる商標です。糖度は他のメロンと比較して、それほど高い糖度ではないですが、香り、甘さ、舌触り、後味などバランスのとれているメロンです。
らいでんすいか
ニセコの隣、岩内郡共和町は北海道最大のスイカの生産地です。JAきょうわによって生産・出荷されている地域ブランドのスイカがサクサクっとした食感の「らいでんすいか」です。1963年から栽培されている歴史のあるスイカです。らいでんすいかの名前は、日本海に面した地元の雷電海岸からです。