滋賀県 ご当地野菜・果物

2023.02.21

水菜

滋賀県内の水菜は草津市、栗東市などで多く栽培されており、年間を通じて出荷されています。昔は鍋物や漬物にして食べるのが定番だったと聞いています。特に「はりはり鍋」に欠かせない水菜ですが、現在ではサラダや炒め物などでも一般的に食べられるようになりました。天ぷら、ピザ、混ぜご飯などにしてもクセが無く、おいしいです。ちなみに「はりはり鍋」の“はりはり”は水菜のシャキシャキとした食感からきているといわれます。

わさび菜(愛彩菜)

草津市では「愛彩菜(あいさいな)」の名で周年栽培されるブランド野菜で、九州の「からし菜」の変異種を育成された「わさび菜」です。フリル状の葉が特徴で、ほのかにわさびの香りが漂い、からし菜特有のピリッとした辛みを持っています。葉はやわらかいので、サラダなどで食べると良いアクセントとなります。

米原コカブ

米原周辺は古くから「赤丸かぶ」をはじめ、かぶの栽培が盛んな地域です。小かぶは名前の通り小さめのかぶです。小かぶは皮が柔らかいため、皮は剥かなくても、気にせず食べることが出来ます。煮物にする場合は、火が入り過ぎて煮崩れしないようにしましょう。

こんにゃく

こんにゃく芋

赤こんにゃく煮   画像提供 : 農水省

永源寺こんにゃくや甲賀の多羅尾こんにゃくなど、滋賀県では生芋からこんにゃくが生産されています。「永源寺こんにゃく」は、永源寺の開祖である寂室元光が、大陸からこんにゃく芋を持ち帰ったのが起源とされています。近江八幡市の名物に「赤こんにゃく」があります。こんにゃくの独特な臭いがなく、やわらかできめ細かいこんにゃくです。近江八幡市近辺では五目寿司の具材としても使われています。

近江の茶

政所茶

日本茶発祥の地といわれる滋賀県。古くから香り高い銘茶の産地として知られています。天台宗延暦寺の開祖である最澄が唐より茶の実を持ち帰り、比叡山麓の大津市坂本町に播いたことが始まりといわれています。

高品質なかぶせ茶の産地として知られている甲賀市土山町の「土山茶」は風味豊かな味わいが特徴で、二煎目以降もおいしくいただけます。信楽高原の「朝宮茶」は、日本の五大銘茶に数えられ高い評価を得ています。室町時代から栽培されている東近江市政所地区の「政所茶」は、「宇治は茶所、茶は政所」と謳われた銘茶の産地です。

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