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ブルーベリーを選ぶ
青紫色でハリがあるものを選びましょう
皮の色が濃く、より青く鮮やかなものを選ぶようにしましょう。ブルーベリーは粒が大きく張りがあり、ふっくらしたものが味は良いです。粒が小さいほどポリフェノールは沢山摂れますがその分渋みが強く感じるようになります。ブルーベリー狩りでは、青紫色のものは完熟のサイン。赤みが残っているものはまだ酸味が強いので、完熟しているものを採るようにしましょう。
白い粉(ブルーム)が付いているものは新鮮
ブルームは中身の乾燥や病気から実を守るためブルーベリー自体が出しており、このブルームがきちんとついているものの方が栄養素も守られています。ブルームは鮮度を保つ働きがあるため、食べる直前まで洗い落とさないようにしましょう。もちろん、ブルームごと食べても大丈夫です。
「目の網膜に良い」って本当?
ブルーベリーを使用した健康食品やサプリメントが「目の網膜に良い」と視力改善効果をうたわれていますが、国立健康・栄養研究所の論文調査や海外での客観的研究では、視力改善効果は認められておらず目に良いとして宣伝されているのは根拠を持たないそうです。
ブルーベリーを保存する
基本はスグに食べる。冷凍してもスムージーやジャムに大活躍
ブルーベリーは追熟しませんので、冷蔵庫に入れて保存し、出来るだけ早く食べるようにしましょう。長期保存する場合は、冷凍保存にします。スムージーに入れたり、ジャムにしたりと使い勝手は良いです。その場合ブルーベリーを洗った後、キッチンペーパーでしっかりと水気を取り、ジップロックなど密閉できる容器に入れ、平らにならした後、しっかりと空気を抜いてチャックをして保存します。水気が残っていると霜の原因になります。
ジュースに、かき氷シロップに用途は多様なブルーベリーシロップ。
ブルーベリーフローズンヨーグルトは甘酸っぱい美味しさがクセになります。
腸内環境を整える組み合わせは、発酵食品とオリゴ糖、食物繊維の組み合わせ。中でも、ヨーグルト、ハチミツ、ブルーベリーは手軽に出来る組み合わせ。
ブルーベリーは最初淡い緑色の果実を実らせ、次第に赤紫色から濃青紫色へ完熟の度合いが進みます。
ブルーベリーの豆知識
2つの食物繊維が働く
ブルーベリーは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つをバランスよく含むフルーツです。生果ではトップクラスの含有量です。目に良いというイメージが強いフルーツですが、この2つの食物繊維とビタミンEも多く含みますので高血圧予防、動脈硬化予防、便秘解消、肌荒れ改善に役立ちます。またブルーベリーの木の樹命は約30年~40年と言われています。ご家庭でも植える方が増えているようで、1本につき約2~3㎏の果実を収穫できるようです。
1種類だけではない
ブルーベリーというと、イチゴやブドウなどのように複数の品種をイメージすることはあまりないかも知れませんが、ブルーベリーは北アメリカ原産で、世界には200以上の品種があるといわれています。日本では1980年代に本格的な栽培が始まり、大粒のハイブッシュ系とラビットアイ系の品種が広く栽培されています。
栄養
ブルーベリーには、ポリフェノールの一種のアントシアニンという成分があります。アントシアニンは、植物が強い日差しから身を守るための紫色の色素で、強い抗酸化作用があります。特に皮に多く含まれていますので、皮ごとジャムなどにして食べるのもおススメです。また、ベリー類の中でも特に亜鉛が多く含まれていますので、新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートしてくれます。風邪にかかりにくくなったり、髪や肌の健康維持に必要な成分です。
ブルーベリーの品種
アーリーブルー(ノーザンハイブッシュ系)
アメリカ北東部生まれのブルーベリー。大粒でしっかりとした甘味があり、甘味と酸味のバランスが良いです。香りや風味も良い早生品種です。
スパータン(ノーザンハイブッシュ系)
極大粒で、果肉は硬く甘みと酸味のバランスが良いブルーベリーです。
オニール(サザンハイブッシュ系)
ノーザンハイブッシュ系を暖地向きに品種改良したブルーベリー。中粒ですが舌触りが滑らかで、ジューシーで甘味が強く、香りも強いブルーベリーです。
その他、ラビットアイ系のブルーベリーがあります。ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系よりもさらに品種改良が進み、丈夫で多収穫性となったブルーベリーです。実が熟す前にウサギの目のように赤く色づくことから、ラビットアイ系といわれます。香りがとても高く甘味が強いのが特徴です。